双子妊娠のつわりは2倍?私の妊娠中に起きたリアルな体験
こんにちは、オンライン子育てカウンセラーのゆりです。
初めての妊娠でいきなり双子を授かり、周囲からは「おめでとう」と言われるけれど、
私の心の中は不安と戸惑いでいっぱいでした。
「つわり、ひどくなるかもね」と先生に言われた
妊娠がわかってすぐ、病院の先生に言われた一言が、今でも印象に残っています。
「科学的な根拠はないんだけど、双子妊娠って、つわりがひどくなることが多いんだよね。」
そして案の定、私はその通りになりました。
水すら受け付けず、飲んでは吐く、飲んでは吐くの繰り返し。
家族は全員仕事で日中は誰もおらず、病院に行くこともできない日々。
私は毎日、ただ布団の中でじっと耐えるしかありませんでした。
当時はおめでた婚だったこともあり、体調がつらくても仕事には行かなければならず、
行ける日は、吐き気をこらえながら出勤していました。
アイスとトマトが、私の主食でした
唯一、口にできたのがアイスとトマト。
そればかりを食べて、子どもたちは私の脂肪で(苦笑)すくすくと育ってくれました。
ちなみに、そんな妊娠中に食べ続けたトマトですが、
生まれてきた子どもたちは、片方が大のトマト嫌い、もう片方は大好きという結果に(笑)。
お腹の中で同じものを食べて育ったのに…って、不思議ですよね。
遺伝の影響もあるのかもしれません。
パパはトマトが大嫌い、私はトマトが大好き。
「どっちにもちゃんと似るんだな〜」と、つくづく感じた出来事でした。
母子手帳は2冊。でも、そこに“喜び”を感じる余裕はなかった
次の検診までに母子手帳が必要だったのですが、つわりがひどくて、なかなか動けず…。
体調が少しマシになったある日、やっとの思いで役所に向かいました。
でもその前に、入籍もしないと手続きが進まないと言われ、急きょその足で入籍も済ませることに。
本当は、自分の誕生日に入籍しようって決めていたんです。
でも、現実はそんな余裕もなく、体調とタイミングに振り回されて、“なんの意味もない日”に、一人で慌てて役所を回っていました。
それでも、窓口で母子手帳を2冊手渡されたときのあの感覚は、今でも忘れません。
「ああ、本当に2人いるんだな」って、ようやく少しだけ実感できた瞬間でした。
同じ“つわり”でも、人によってこんなに違う
ちょうど同じ時期に妊娠していた友達は「食べづわり」で、
むしろ食べていないと気持ち悪くなるタイプでした。
つわりって、こんなに個人差があるんだと、身をもって知ったのを覚えています。
「大丈夫じゃないのに、大丈夫って言わないで」
当時の夫が心配してくれて、「大丈夫?」と声をかけてくれたのに、
私は疲れ果ててこんなひどい言葉を投げてしまいました。
「大丈夫じゃないんだから、大丈夫って言わないでよ。」
だけど、今振り返ると、その時に気づいたことがあります。
「大丈夫?」って聞かれると、人は“大丈夫しか答えられなくなる”ということ。
それから私は、誰かに声をかけるときに、
「大丈夫?」ではなく「つらいよね」「無理しなくていいよ」って言うように心がけています。
これから双子を迎えるママへ
つわりは本当にきついです。
双子ならなおさら、体の負担も心の不安も2倍以上かもしれません。
でも、それでも伝えたいのは
「あなたががんばっていること、誰かがちゃんと見ているよ」ということ。
私はあの頃、寝転んで、泣きながら「これってもう生きてるだけで偉くない?」って思ってました。
でも、それって間違ってなかったんです。
「生きてるだけで偉い」。そんなふうに、自分を肯定してあげることが、
あのときの私には必要だったんだと思います。
知らなかったことで、私は“損”してた
体調が少しずつ落ち着いてきた頃、私はまたひとつ大きな“壁”にぶつかります。
それが、「双子妊娠だと産休が長く取れる」という制度を知らなかったこと。
若くて知識もなく、誰にも相談できなかった私は、普通の妊婦と同じように働き続け、あとで深く後悔することになりました。
次の記事では、「知らないと損する妊娠中の制度、特に“産休”について」私の体験を交えてお話しします。
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